ロボカップ

豊田高専ロボコンBチーム

2008年07月17日 02:50

ロボコン担当教員の伊藤です。

普段は学生さんが記事を書いているのですが,
今回はロボコンブログを使わせていただいて
別の活動について紹介します。

ロボコンBチームの主担当である二人の教職員は,
いま中国の蘇州に来ています。

豊田高専の電気・電子システム工学科では
数年前からロボカップ小型機リーグに参戦しているのですが,
その世界大会に参加するため今月14日から中国入りしているのです。
(チーム名はKIKS)

ロボカップとは,2050年までにFIFAワールドカップ優勝チームに勝つ
という大きな目的を持った世界規模の活動でして,
単なるロボット競技ではなく,様々な研究活動を通じて人工知能や
メカトロニクスの技術を発展させていこうという高い志を持った活動です。

豊田高専では,ロボコンを通じて創造性を養った学生のアドバンストコース
としてロボカップを位置づけており,主に本科4年生から専攻科の学生のうち,
希望する数名で構成されています。(卒研として活動しています)

我々の参加している小型機リーグでは,各チーム5台のロボットを使って
サッカーをするのですが,天井に取り付けたカメラで敵味方のロボットと
ボールを認識し,コンピュータ自身で戦略を決めてロボットをコントロール
するという,完全自律型のロボット競技になります。

世界大会には2003年2004年から出場していまして,一昨年のドイツ大会と昨年の
アメリカ大会では念願の決勝トーナメント出場を果たしています。

今年の中国大会では,本日16日に予選リーグの1回戦が行われ,
残念ながら中国のチームに 0-3 で敗れてしまいました。

まだ,17日と18日に予選リーグの試合がありますので,なんとか勝利して
3年連続の決勝トーナメント進出を果たしたいと思います。



<参考>
ロボカップ世界大会2008の公式HP

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